なんとなく気が向いて個別感想記事を書いてみました。
『心をえぐる乙女ゲームを目指します』というキャッチコピー、去年発売した全年齢乙女ゲーム絶対階級学園のライターさんという条件から個人的にかなり期待していた作品。

強烈な世界観とキャラクター、設定で、こいつらと恋愛なんかできるのか?とか思ってましたが普通に恋愛できました。ハッピーエンドは本当に手堅く、二人が惹かれあっていく過程や攻略対象がどうして難のある性格になったのか、二人の成長がしっかり見れて、自分が思っている以上に普通に乙女ゲームをしていたので驚きました。

その一方でバッドエンドは最高に頭おかしくて楽しかったです。乙女ゲーム系では群を抜いてるグロじゃないですかね?個人的にはもっと突き抜けてても良かったと思うのですが、感想を探すと嫌がってる人もいるので心をえぐる乙女ゲームを、というキャッチコピーは達成できたのではないでしょうか。

では下からは各キャラのネタバレありの感想なので注意
(核心にせまるネタバレは伏せてます)









ピーチ
色情狂の国、桃太郎の国の桃太郎というポジションの彼。猿キジ犬のセフレがいるとかなんとか・・・
最初は獣姦大好きのチャラ男!という印象を持たせるキャラクターでした。
しかし、彼のルートを進めていくと相手の役にたちたい!喜ばせたい!!と常に思っている心の優しい青年だということが分かって来ました。桃太郎というポジションにいて、おじいさんおばあさんにあんな扱いを受けていた彼だからこそ誰かに優しくしなきゃとか思うんだろうなと、チャラ男ではなく普通に可哀想な良いあんちゃんでした。
ちなみに動物のセフレがいるというのは彼自身の吐いた嘘でした。獣姦エンドも攻略キャラが獣姦してるところを見る感じかと思ったら主人公が獣姦する羽目になっててあ~~~そっちか~~~と思いましたし、少し残念。
主人公のかれんちゃんも明るいだけのチャラ男ではないと感じ取ったあたりから彼が気になって行き・・・と彼の出生、身体やおじいさんおばあさんとの関係の秘密が明かされていくという展開は面白かったです。主人公のかれんちゃんにも最初から優しく(エロい意地悪は多少されるが)バッドエンドでも彼女のことを思って苦しんでいる姿にはめっちゃいい奴やん!!と感動しました。
彼のルートは他のルートと違ってハッピーエンドのルートでもグロが出てくるので注意です(個人的にはインパクトがあってよかったです)
事前情報からまるで興味のなかったキャラクターだったのですが、予想をいい意味で裏切るキャラクターで良かった・・・なぜか彼メインの特典でこのゲームを買っていたのですが大正解です。


シードル
ネクロフィリアの白雪姫の王子様というキャラクター。
ピーチと違ってシードルさんは本当にネクロフィリアなのですが、彼がどうして死体を愛するようになったのかという理由が明かされると割と納得します。その死体を愛するシードルさんの精神構造と眼鏡に逃げるかれんちゃんの精神構造が似ていて、それを感じ取ったシードルさんは彼女を放っておけなくなるというシナリオは王道な乙女ゲームのシナリオだなあと、ネクロフィリアというドンデモ設定なのに上手く恋愛に合わせてくるなあと感動しました。白雪姫は王子のキスで目を覚ますという元の御伽噺のシーンをしっかり回収していましたし、ホントに乙女ゲームとして優秀なシナリオでした。ちなみに、シードルさん以外はかれんちゃんは現実に戻るエンドになるんですけど、流石王子様は違いますね。
バッドエンドではピーチルートでの謎が明らかになったり、主人公が死んでシードルさんが喜んだりします。このバッドのエッチシーンのひとつはある意味3Pじゃないかと自分思うんですよ。一人(ピーチ)は心臓だけだけど。
でも最初の感じからモブレがあるかなあと思っていたんですけどなかったのは残念でしたね~おとぼけは絶対モブレ要因だと思ってたのに!


童帝
恋愛や性行為を忌み嫌うピーターパンの国の王というキャラクター
図体のでかいガキかな??と思ったらその通りだった。異様に子供っぽさを自分に求める彼、それはどうしてか?ピーターパンの国にしては何かおかしいぞ??という謎が明らかになる内容でした。まさか彼もかれんちゃんと同じく現実から来た人間だったとは。作中でかれんちゃん以外でメガネをかけるキャラは彼しかいなかったけど、もしかしたら現実世界の人間だけに効力があるのかもしれませんね。
最初は大人だからと目の敵にしてくる童帝くんがかれんちゃんと仲良くなっていく姿はただただ可愛かったです。間接キスのイベント、コーヒーカップのイベントなどなど18禁とは?思うくらい甘酸っぱいイベントの数々で面食らいました。また告白のイベントも甘酸っぱくてですね。そういえばライターさんは絶対階級学園でも最高のいちゃいちゃイベントを書いていたな流石だなと思いました・・・
その一方でバッドエンドは血!内蔵!暴力!!という感じのかなりロックな内容でした。他ルートと比べても一番グロいんじゃないかなあと思います。童帝くんの暴力的な中身が出てくるシーンが多いのですが、その中でも若干優しさを見せる彼が本当に可愛くて萌えました。主人公は完全にクズ化してるのにまだ正気を若干保ってる童帝くんが可哀想で可愛い。あとオウジ様大活躍!童帝くんオウジ様主人公での3Pは血みどろでしたがかなり好きなシーンです。童帝くんの嫉妬も可愛いし、穴がないなら開けようというノリも大変好みでした。
このルートは脇役もいい味出してて楽しかったのですが、子供たちは他ルートで補完がある一方で名脇役のティンクが謎が残ったままなのは・・・あの国はピーターパンの国ではなく空白の国でもともと彼女はどういう役のポジションにいたんだろうとか気になります


オウジ様
きっと発売前も後も一番人気じゃないかな彼。見た目、ボイスとか出てくる場面とか全部ズルい。
設定集に聖人にする予定がとんだ悪役になってしまった。と書いてありましたが、存在が謎すぎる悪役です。御伽の国には関係のないアニメのキャラのはずなのに彼は何者なんだ!!!!かれんちゃんに眼鏡渡して国直しさせてどうするつもりだったのか?これが全く回収されないので続編がもしもあるなら世界観の謎オウジ様の謎、ティンクの謎色々と回収して欲しいですね。
彼はよく悪人スマイルを見せるのですが、これがもう素晴らしく邪悪な笑みをしているのでぜひ見て欲しいです。


全体的に短かったんですけど短いながらもよくまとまってて、何度もいいますけど普通に良い乙女ゲームでびっくりしました。てっきりトラウマ重視でリジェ〇ト的なノリなのかと思ってました。
でも面白かったからこそもうちょっと読みたかったと思うところもあります。謎も残ったままですしね。
えっちしーんも短めで量もなかったのでエッチ&トラウマ強化版謎解決パッチとかファンディスクがでませんかね。ファンブックとかHPのSSでもいいので謎は補完してほしいです。
スチルも綺麗で構図も凝ったものが多かったので視覚的にも満足しました。ことみようじさんは表情も上手いので・・・(特に嫌らしい笑みとか横顔が好きです)男性向けの原画さんでしたが、だからこその表現力があって、また乙女ゲームの原画してくれないかなあと思いました。